Caitlín Nic Gabhann – Caitlín (2012)

カチュリーン先生こと Caitlín Nic Gabhann による2012年のソロアルバム。

これはちょっと、ヤバい作品ですね。普通にコンサーティーナ弾いてる人はこの人のテクニックを聴いたら軽く絶望するんじゃないでしょうか。ジャケットの写真を見る限り、アングロコンサーティーナの最高峰である Jeffries の楽器を使用しているんだと思いますが、それにしても演奏が美しすぎませんか。1曲目の Reel の装飾音から飛ばし過ぎです。

Tr.8の美しいワルツ、「Sunday’s Well」はカチュリーン自身の作曲によるものだそうです。これだけ弾けて作曲までできちゃうなんてずるくないですか?(ずるい?)

個人的なベストトラックはTr.10の「O’Flaherty’s / The Wily Old Bachelor / The Japanese Hornpipe」かな。コロコロ転調していて、ラストの「The Japanese Hornpipe」は楽譜に起こしてみたら♯が4つ付いてました。よく弾くなあ、という感じです。

華やかで聴きやすいアルバムなので、アイリッシュのコンサーティーナってどんな感じなの? という方におすすめしたいです。