ザ・リプレイスメンツ The Replacements のフロントマンとして知られるポール・ウェスターバーグ Paul Westerberg の1996年の作品。
リプレイスメンツの解散は1991年、ウェスターバーグのソロの1stは「14 Songs」(1993)で、本作はソロの2ndアルバムに当たります。
これは90年代オルタナティブ・ロックの名盤なのではないでしょうか。リプレイスメンツが「All Shook Down」(1990)で見せた大人のロックをさらに進化させたようなサウンドとなっています。
全体的には明るく穏やかなギター・ロックのサウンドです。ウェスターバーグの抜群のソングライティングのセンスはそのままに、肩の力の抜けたヴォーカルが聴かれます。
Tr.9「Trumpet Clip」ではヴォーカルが笑っちゃってる部分がありますね。歌ってて楽しかったんでしょうか。続くTr.10「Angels Walk」は控えめに入るピアノの旋律が美しく感動的なトラック。
リプレイスメンツが好きなら本作はマストなんじゃないでしょうか。良いアルバムです。