頑張らない生き方 – 努力が報われないと思ったら

頑張って頑張って生きていく生活、疲れますよね。いっそ「頑張る生き方」というのをやめてしまうことはできないでしょうか。

私は「頑張らない生き方」というものを、「頑張らなくてもいいんだよ」という生ぬるいメッセージとしてではなく、合理的で賢明な生き方として受け止めています。今回はそんな「頑張らない生き方」について書いてみようと思います。

楽に成果を出せることに集中しよう

あなたがなるべく努力しないでも成果を出せるフィールドを見つけましょう。おそらくあなたが学生として勉強していたとき、各科目の成績にはばらつきがあったはずです。成績以外のことでも構いません。特別な努力をしたわけではないのに、なぜか上手くできることというものがあったはずです。あなたがフォーカスすべきなのはその点です。

努力は世間で言われているほどよいことではありません。苦しんで80点を出せる科目より、楽に100点を出せる科目を優先しましょう。同じ努力でより高い点数が出せる科目が存在するのはよいことです。努力しないで済むことはよいことなのです。

知らないうちに努力至上主義の考え方に毒されてはいませんか。それは生産的でないものです。努力至上主義を捨てましょう。

大人の生き方は加点方式

さて、点数の話が出てきましたね。大人の生き方というのは基本的に減点主義ではなく加点主義です。短所ではなく長所で評価されるのです。あなたが会社で働くとすると、会社が買ってくれるのはあなたの長所です。短所の少なさではありません。

もちろん、同じくらいに長所が多くあるのなら、短所は少ないほうがよいでしょう。しかし長所が第一であるという点は変わりありません。会社組織のような大人の社会は、「人には短所がある」ということを前提に回っています。ある人の苦手は、別の得意な人が補ってあげればいいのです。

頑張らない自分を認めよう

あなたは努力しなければならないという価値観のもとに育てられてきたかもしれません。その価値観には根拠がありません。今すぐに捨ててください。

あなたは努力していない自分が無価値なように感じることはありませんか。そんなあなたに必要なものは健全な自尊心です。より一層の努力、もっとたくさんの努力、といったものではありません。必要なのは努力していてもしていなくても、自分はこのままでOKだ、という自尊心です。

あなたに苦しみを求めてくるものはすべてペテンです。それを信じないでください。努力至上主義は幸せを遠ざけます。あなたはそこを離れる必要があるのです。

おわりに

頑張らない生き方について触れてみました。もしあなたが幸せに生きるということに関心があるのなら、私が過去に書いた記事「幸せに生きるコツ」や「人生の意味、目標、目的 – あるいは無意味感について」が参考になるかもしれません。

あなたが努力という呪いから自由になって、ご自身の幸せを掴んでいくことを願っています。