ブログが書けない! ネタ切れを起こしたときの対処法

ブログを長く続けていると、「そろそろ書くネタが尽きてきたな…」という自分に気づくことがあります。今回はそんなブログのネタ切れについて書いてみたいと思います。

王道はキーワードと言うけれど…

こんなときに王道と言われるのは「キーワードを見よ」という話です。Googleの検索窓に何か興味のあるワードを入れて、サジェストされる関連キーワードを見れば、それが潜在的な訪問者が求めているものだということですね。

たとえばあなたが今興味があるのがブログそのものでしたら、「ブログ」と検索窓に打ち込んでみると、「ブログ 収益化」「ブログ 稼ぐ」などのキーワードが出てきます。そうすると「みんなブログでのお金の稼ぎ方が知りたいんだな」と分かりますから、ブログの収益化についての記事を書いてみればいい、といった流れです。

関連キーワードを一覧表示するツールには「ラッコキーワード」などが存在していますので、そちらを使用するのもよいでしょう。

この方法は確かにネタ出しには使えますね。最初に入力するキーワードは自分が興味のあるものだから、自分が「書けるフィールド」です。さらに関連キーワードが出てくるということは訪問者のニーズを表していますから、そのトピックは「集客できるフィールド」でもあります。

ブロガーさんによっては、この方法を使えば無限に記事が書けると言っている方もいらっしゃいます。無限に書けるかどうかは…私はちょっと微妙だと思いますね。確かにキーワードの洗い出しというのは、まだ書いていないトピックを探すためのヒントにはなります。

しかし「テーマさえ与えられれば何でも書いてみせるよ」というのは、よほど天性の物書きと言えるような人にしかできないことなのではないでしょうか。普通の人はいつかネタ切れを起こすのが自然なことであるように思います。

2つの段階があることを知ろう

ブログの初期に書いてきたトピックというのは、おそらくあなたの経験や知識の中でも中心的な位置を占めていたものだったのではないでしょうか。あなたが長年かけて培ってきたものをまず書いたと思います。たとえば私の場合は、膨大な量の音楽を聴いてきた経験、投資について真剣に勉強した経験、自身の失敗を通してメンタルヘルスについて学んだ経験などです。

ブログを書き続けるにつれ、そうした人生の中心的な経験に関する話題は段々と尽きてきます。これはある意味で仕方のないことです。ブログの初期は、ある意味であなたの何十年という人生経験の棚卸しになります。おそらく最も熱量のある記事はこの時期に生まれるのではないでしょうか。しかし、そうした時期が終わったら、新たなネタを探す必要があります。

つまり、ブログの執筆には2つの段階があるのです。「ブログ以前の人生」で溜め込んできた知識を一気に書き出す時期と、「ブログ以後の人生」で新たに経験したことを書き出していく時期です。

インプットを続けよう、ときには待とう

ブログ以後の人生では、地道にインプットを続けるしかありません。興味のある本を読み続けましょう。ニュースに触れましょう。あなたが興味を惹かれる人たちに会いましょう。仕事に、趣味に打ち込みましょう。生活を続けるのです。

「何かネタになることはないかな?」と日々アンテナを張っておくのもよい方法です。しかし、すぐにはネタにならないようなことでも無駄にはなりません。あなたの価値観は、一見すると何でもない日常の積み重ねでできています。日常を積み重ねましょう。

ネタになるような出来事があったあと、すぐに記事が書けなくても問題ありません。人間というのは無意識下でも絶えず仕事を行なっています。思考というのは単に時間を置くだけである程度整理されるものです。思考が熟成されるのを待ちましょう。「書けるタイミング」はあるときふとやってきます。

スランプについてあまり深く悩むのはやめましょう。書けないときは書けないのです。書けるタイミングが来るのを待ちましょう。インプットが溜まってくれば、自然とアウトプットするものも出てくるものです。

おわりに

ブログは自分のペースで行きましょう。書けるときがあるのも、書けないときがあるのも、それがあなたにとって自然なタイミングなのです。

もしあなたにとってブログが悩みのタネとなっているのなら、最初にブログを始めた頃の楽しかった気持ちを思い出しましょう。ブログは楽しんで書くものです。苦しんで書くものではありません。苦しんで書かれた記事は、きっと読者にとっても面白いものとはならないでしょう。

あなたが楽しみながらブログのある生活を送れることを願っています。