モチベーションを上げるコツ – やる気を保つ方法

あなたが何かを継続したいと思っているとしましょう。筋トレ、楽器、自炊、ブログ、何でも構いません。おそらく表面化してくるのがモチベーションの問題です。今回はそんなモチベーションの問題を考えてみたいと思います。

やれ

モチベーションの問題をすっ飛ばして解決に至る方法があります。やるという方法です。やる気があろうとなかろうと、それをやるのです。

人間には作業興奮という仕組みが備わっています。やる気が出ないときでも、とりあえず身体や頭を実際に動かしていると、やる気が自然と湧いてくるという原理です。

作業興奮を利用しましょう。やる気が出てからやるのではなく、やる気はやっているうちに出てくるものなのです。自転車で走り出すのと同じです。止まっている状態から走り出すのがいちばん大変で、走り出してしまえばあとは勝手に進んでいくのです。

とにかくやれ

それでは開始のトリガーは何にしましょうか。やる気が出たとき? いいえ、先に書いたように、やる気というのはあとから出てくるものです。ここでも大事なのはとにかくやることです。

時間とタイミングを決めることでルーチンにしましょう。ジムに行くのなら、「何曜日と何曜日の仕事が終わったあと」と決めてしまいましょう。ブログを書くのなら、「毎日、夕食を終えてお風呂から上がった15分後に机に向かう」と決めてしまいましょう。

時間が来たら特にやる気がなくても始めます。これが大切です。特に意味もなく開始してください。

いくつかのヒント

逆説的ですが、モチベーションを維持する方法はモチベーションなど気にせずにとにかくやることに尽きます。しかし、それだけでは回答としてあんまりだと思いますので、その他のヒントをいくつか述べることにしましょう。

簡単なタスクから手をつけるというのはよい方法です。これは作業興奮の話の応用で、簡単なことをやっているうちにやる気が出てきて、複雑なこともできるようになるという流れです。

もしあなたがブログを書いているのなら、「新しい記事の構成の練る」といった頭を使うことは、比較的複雑なタスクに入ります。「アクセス数のチェックをする」「過去に書いた記事のリライト(まずい箇所の修正)を検討する」といった簡単なタスクから始めてエンジンをかけましょう。

目標を高く上げすぎないというのも大切です。最初は少し低いかなと思える目標から始めましょう。特に完璧主義の人は、少しでも目標の未達成という事態が起こると「完璧でなくなってしまったからもういいや」とすべてを投げ出してしまいがちです。これではいけません。

たとえばあなたがジムに通うのなら、初めから週に4日行くと決めるより、週に2日行くと決めたほうがおそらく続きやすいでしょう。あるいは、別に週に1日という目標から始めたって構わないのです。

仲間を作るというのもモチベーションを維持する上ではよい方法です。もしあなたが楽器の練習を続けたいのなら、趣味のサークルやアマチュアオーケストラ、教室の発表会などに積極的に顔を出すとよいでしょう。

知り合いが頑張っているのを見ると自分も頑張ろうという気になりますし、何より人と交流するのは楽しいものです。楽しいもののほうがよりモチベーションが続くというのは当然でしょう。

成長の記録をつけるというのもよい方法でしょう。筋トレをするなら、開始前の自分の姿を写真に撮っておき、体重も記録しておきましょう。楽器を練習するなら、定期的に自分の演奏を録音して保存しておきましょう。

ときどき過去の記録を見返すとき、きっと何らかの成長の跡が見えるはずです。人は目に見えるフィードバックがあるとやる気が出るものです。あなたの成長をいつでも振り返ることができるよう、定期的に記録をつけていきましょう。

特定の分野のためのさらなるヒント

私は以前、ブログを書くコツと続けるコツについて書いたことがあります。ブログを続けたいという人は、以下の記事も参考にしてみるとよいでしょう。

また、楽器を続けるコツと上達するコツという記事も書いたことがあります。楽器を続けたいという人は、以下の記事も参考にしてみるとよいでしょう。

おわりに

以上、モチベーションを維持するコツについて考えてみました。この記事の前半でも触れたとおり、ベストなのはモチベーションなどなくてもとりあえず手をつけてしまうという習慣の力です。

あなたがこの記事を読んでいるということは、おそらく何かを続けることで、人生をよりよい方向に持っていきたいという願いがあるからでしょう。あなたの願いがよい形で叶うことを祈っています。