バブルの兆候にあたって積立投資家がすること

株式のインデックス投資を行なっていると、ときおり市況がバブルなのではないかというニュースが目に触れることがあります。あるいは、バブルの崩壊なのではないかと思われる、各種株価指数の暴落などに遭遇することもあります。

そんなとき、積立投資を行なっている我々個人投資家はどうすればいいのでしょうか。今回はその辺りについて触れてみたいと思います。

淡々と積立を行おう

基本的には、「バブルだ」「バブルではない」といったニュースにはとらわれず、淡々と積立を行っていきましょう

理想を言えば、株価がバブルならばいったん高値で売り抜けて、株価が底を打ったときに買い戻すのが一番よいでしょう。しかし、今の株価が高値や底値であるということをどうやって見極めるというのでしょうか。

高値だと思って売り抜けても、株価はさらに上がり続けるかもしれません。底値だと思って買い戻しても、株価はさらに下落するかもしれません。

我々がインデックス投資を選んだ理由を思い出しましょう。未来を予測することは誰にもできません。タイミングをはかることができないという事実を認めたからこそ、我々はインデックス投資を行っているのです。

暴落はチャンスでもある

基本的には、株価の暴落というのはインデックスの積立投資を行っている人にとってはチャンスです。ドルコスト平均法により同じ額を定期的に買い付ける場合、株価が下がっているほうが買付口数が多くなるからです。

ある一定の期間、定額で積立投資を行う場合、最終的な基準価格の到達点が同じならば暴落を経験しなかった場合よりも暴落を経験した場合のほうがパフォーマンスはよくなるのです。安心して積立を行い続けましょう。

株価の暴落が問題となるのは、我々が仕事などをリタイアして、いよいよ積み立ててきた資産を取り崩そうというときに暴落が起こったケースです。このようなケースでは、取り崩し額を可能な限り少なくするなどといった対策が必要でしょう。

おわりに

私は他の投資関係の記事でも繰り返し述べていますが、投資は心理のゲームです。バブルや暴落といった市場が大きく動く事態に当たっても、冷静さを失わずに、自分の決めた原則に従って行動しましょう。

長期間に渡る投資が前提となるインデックス投資では、長い人生のうちに株価の高騰も暴落も何度も経験するはずです。できればその度に、長期投資家としての姿勢をより確固たるものにしていきたいですね。

iPhone 12 mini を買うんだ! 標準サイズが大きすぎた話

先日、私は長らく使用していたiPhone 7からiPhone 12へと乗り換えました。Proでもminiでもない標準の12です。

iPhone 12では顔認証でロック解除ができるFace ID、そして長年iPhone 7を使用してきた身からすると明らかに見た目で分かるレベルで画質が向上したカメラなど、さまざまな新機能と性能向上が取り入れられています。

さて、iPhone 12のサイズをiPhone 7と比較すると、ちょっとだけ大きくなったかなという印象です。しかし、このちょっとだけ大きくなったという点に大きな落とし穴がありました。

タップの指が届かない!

iPhone 12を使い始めてすぐに気が付いた点があります。右手で普通に本体を持っていると、画面の左下をタップするときに微妙に指が届かないのです。

この記事の筆者は成人男性で、指の長さが特別短いほうだとは思いません。

普通にデザインされたアプリで「画面の左下」といったら、メニュー等で頻繁に使用する領域です。そこが片手で届かなくなったというのはユーザ体験としてかなり痛いです。

より正確に書くと、頑張って指を伸ばすと届くこともあります。しかし日常のスマホ使用で頻繁に「頑張って指を伸ばす」などということをしないといけないというのは、やはり使いやすさという面で問題を抱えていると言わざるを得ないでしょう。

結果として筆者はiPhone 12に乗り換えてから、スマホを両手で操作することが多くなりました。

フリック入力に失敗する!

次に気付いたのが、フリック入力に失敗するという点です。画面全体が微妙に大きくなった関係上、フリック用キーボードの左上に位置する「あ行」の入力などは、右手の親指の自然な位置からさらに離れることとなっています。

よく入力に失敗するのは「あ行」のキーからさらに左にフリックする「い」、さらに上にフリックする「う」などです。

さらにストレスとなってしまうのが、フリック用キーボードの左上寄りの領域を触ろうとした際、親指の付け根が画面右下の「改行」キーに勝手に触れてしまい、入力が中断されてしまうという現象が起こることです。

これらの現象から、私はフリック入力もわざわざ両手で行うことが多くなりました。

片手で写真が撮れない!

本体のサイズが大きくなった関係で、他にも思わぬ変化がありました。たとえば散歩をしていて綺麗な景色に出会ったとしましょう。iPhone 12を取り出して写真を撮ろうとすると、サイズが大きくなって重心が上のほうに移動した関係上、片手で本体を持ってシャッターボタンを押そうとすると、本体を落っことしそうになるのです。

これはなかなか痛いです。両手で本体を構えれば解決する問題ではありますが、お出かけ中などはカバンを持っていたりして片手がふさがっているケースは多いものです。

結果として、私はお出かけ中に気軽に写真を撮るということが少しだけ難儀になってしまいました。わざわざ荷物を地面に置いて、両手でカメラを構えて風景を撮ったりしています。

iPhone 12 mini を買うか、店頭での実機確認を

以上のようなことから、miniを買っておけばよかったなあということを痛感しております。

手の大きさは人によって異なりますから、手の大きい人はここで書いたような問題には悩まされないかもしれません。これを読んだ乗り換え検討中のあなたは、ぜひ店頭での実機確認をおすすめします。

フリック入力や適当なアプリの操作を実際に行ってみて、右手の親指が届きにくい領域での操作を実際に行ってみるとよいでしょう。無意識に左手を添えているようなことに気付いたら要注意です。そのサイズはあなたには少し大きすぎる可能性があります。

スマホはしっかり比較検討の上ご購入を、という私からの痛い教訓でした。では。

スマホで写真を上手に撮るコツ

みなさんは写真を撮るのが好きですか? 私は大好きです。近年はスマホの普及などもあり、写真を撮るという行為はいっそう身近なものとなりました。

せっかく写真を撮るからには、上手に撮りたいですよね。この記事ではスマホ等でも簡単に実践できる、写真を上手に撮るコツについてお伝えしたいと思います。

大胆に寄る

被写体に思い切り近寄ってみてください。近すぎるかな、と思うくらいにです。被写体に寄ると、その写真が主張するものが明確になります。できればズーム機能を使うより、自分が実際に被写体に近づいてシャッターを押すようにしてみましょう。

構図を意識する

構図を意識しましょう。一番簡単なのは、画面全体を「十の字」に4分割する方法と、「井の字」に9分割する方法です。4分割もしくは9分割したときのラインを意識し、被写体の輪郭がそこに沿うようにしてみましょう。

上の作例では「井の字」の分割を意識していて、水平線によって上から「雲」「船」「草」の3つの領域に分けられていることが分かると思います。

近寄って構図を作る

先に述べた2つの方法の合わせ技です。適切に被写体に近づいたり立ち位置を変えたりして、綺麗な構図を自分で作り出しましょう。上の作例では「井の字」の分割を意識して、中心の領域に桜の花を配置しています。

非日常の視界を作る

人の普通の視界は、立って前を向いている状態です。そうではない視界を作り出しましょう。真上を向いたり、非常に低い位置から斜め上を見上げたり、真下を見下ろしたりしてみるのです。普通の生活をしていたら見えない視界を作り出しましょう。

面白い被写体を見つける

面白い被写体を探しましょう。動物、道具、風景、いろいろあるはずです。何も旅行に行って珍しい景色を撮る必要はありません。生活の中で面白いカタチをしたもの、面白い表情をしたものを見つけましょう。

複数枚撮影する

動く被写体を撮るときは連写してみましょう。その中に思わぬ表情を見せる写真が撮れているかもしれません。静止物を撮るときにも、フィーリングに任せて少しずつ構図を変えて複数枚撮ってみて、のちほど吟味するという方法が有効です。

おわりに

以上、写真を上手に撮る上での簡単なテクニックについて触れてみました。日常の中でカメラを構える際、意識してみるとよいでしょう。

写真は撮ること自体も楽しいですし、上手に撮れた写真がたくさんあれば、それを見返すのもまた楽しいものです。楽しんで撮りましょう

では、みなさんも楽しい写真ライフを。

ブログを1ヶ月続けた結果「マラソンのスタートかよ…」と思った話

ブログを始めて1ヶ月を経過しました。ブログ開設のリアルなところが知りたい方に向けて、現在の状況を書き記しておきたいと思います。

ハイペースで一気に書く

私がブログを開設した時期は、諸事情で家にいる時間が長く取れたので、仕事関係のことをしている時間以外はひたすらブログを書いていました。

書いた記事数は119記事です。1日あたり3.8記事ですから、相当ハイペースなほうだと思います。これを読んでいるあなた、比較して凹まないでください。たぶん私がヘンなだけです。

書いた記事の内容等は、過去の記事「ブログを100記事書いてみて分かったこと」に詳しく書いていますので、そちらを参照してみてくださいね。

誰も見に来ねえマラソン

さて、現在の状況としては上記の「100記事」の状況からあまり変わっておりません。誰も見に来ねえマラソンを走り始めてしまった気分です。

誰も、というのは比喩で、実際には見に来てくれる人はちらほらいます。ここ1ヶ月のページビュー数を明らかにしますと、月間736PVでした。1日当たりにすると約23PVです。

ほとんどがソーシャルからの流入で、具体的にはTwitterに記事のタイトルとアドレスを投稿していました。ちなみに私のTwitterのフォロワー数は280程度です。

注意すべきなのは、Twitterのフォロワーさんというのはそんなに外部リンクをクリック/タップしてくれるものではありません。私のフォロワー数でも、1記事に10PVもあったら「かなりよく読まれてるほう」でした。

サイトを開設したばかりではGoogle等の検索結果になかなか反映されない、という事実は過去の記事「サイト開設からGoogle検索に反映されるまでの期間」で触れたとおりです。

これがなかなかキツいですね。検索キーワードを意識して記事を書いているので、のちのちの資産になると思って書いてはいますが、キツいのには変わりありません。

自分の語り口ができ始める

ブログを1ヶ月続けて感じたのは、自分の語り口ができ始めたな、ということです。私は長年Twitterをやっていたので、書き言葉における「自分の口調」というものは一応はあると思っていたのですが、ブログを書き始める前と今とでは明らかに違いがあります。

私はブログに長文を書いているとき、自分のリズムに乗っているという感覚があります。心理学で言う「フロー」の状態に入っているのかもしれません。音楽を再生しながら執筆を始めると、いつの間にかその音楽は聴こえなくなって、気がついたら再生自体が終わっている、といったことも多々ありました。

おそらくこの「自分の語り口」というのも、1ヶ月で実感できたのは早いほうでしょう。私は先述のTwitterや、小規模なサイト運営などを長年やってきたおかげで、文章を書くということにはある程度の慣れがあったからです。

今はまだ「自分の語り口」を獲得していないという人も、たくさん記事を書いているうちにいずれは獲得できるでしょう。それが何ヶ月後なのか、何記事を書いたあとのことなのかは分かりません。しかし、いつかは来るはずです。

おわりに

えーと、このマラソン、まだ走り続けるんですか? という感じです。ひょっとしたら走り始めが一番キツいのかもしれません。しかし走ると決めたのは私です。

ブログ執筆は孤独な作業です。向き不向きは確実にあるな、というのが現在のところの私の感想です。挫折する人が多いというのも頷けます。

次回は300記事か、3ヶ月経過したときにでも振り返りを行うとしましょうか。では、次回の更新をお楽しみに。

ニシムラマホ 個展「花の行方」(2020)

名古屋市瑞穂区の GALLELY APA さんにて、画家のニシムラマホさんの個展「花の行方」に行ってきました。(なお会場の様子は写真撮影許可、SNS使用許可をいただいています。)

GALLERY APAの会場「FineRoom」の正面から

ニシムラマホさんは鮮烈な色彩と、力強い線が特徴の画家さんです。

私がニシムラさんの作品を知ったのは、友人に誘われて初めて GALLELY APA さんに行ったときのことでした。ギャラリーの一角に展示されている絵画の中に、ひときわ目を引く強烈な色彩の作品が何点かありました。私はそれらの作品の前で棒立ちになりました。衝撃的でした。色彩が爆発していたのです。

私はしばらくその場から離れられませんでした。最終的に、私はそのとき生まれて初めて「絵画を購入する」ということをしました。「星影の庭(さくら)」という作品でした。

会場「FineRoom」の一角

今回の個展で、そのニシムラさんに初めてお会いして、たくさんお話をさせていただきました。面白い方でした。

私はこのとき初めてニシムラさんが麻雀にハマっているということを知りました。Googleで「ニシムラマホ」と検索しようとすると「ニシムラマホ 絵画」といったキーワードとともに「ニシムラマホ 麻雀」とサジェストされます。どんだけ麻雀好きなんだ。(あちこちでそんな話ばっかりしてるらしい)

ニシムラマホ「蒲公英」(たんぽぽ)、2019年

上の写真は今回購入させていただいた作品です。部屋のよく見える位置に大事に飾ってあります。

ニシムラマホさんは同じく GALLERY APA にて、2021年にも個展を予定されているそうです。開催期間は11月27日〜12月19日。

ニシムラさんの過去のポートフォリオを見ていると、時の経過とともにある程度意識的に作風を変えられていっている作家さんであることが分かります。この先またどのような世界を見せてくれるのか、今後のご活躍が楽しみです。