みすず書房から出版された「中井久夫集」全11巻の第6巻。1996年から1998年の随筆が収められています。 本書について 1996年というと、阪神・淡路大震災の翌年ですね。本書も「一九九六年一月・神戸」という随筆から始ま […]
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鈴木大拙 – 真宗入門 (1983)
禅を西洋に広めたとして知られる鈴木大拙ですが、実は真宗関係の著作も多く残しています。「すべてをおのれの力で悟れ」とする禅宗の「自力」の教えに対して、「すべてを阿弥陀さまの力にまかせよ」とする真宗の「他力」の教えは、まった […]
鈴木大拙 – 禅 (ちくま文庫, 1987)
禅を西洋に広めた仏教学者として知られる鈴木大拙。大拙の著作はかなり読みましたが、ちくま文庫の「禅」は絶好の入門書であると同時に、最も鮮やかに大拙の思想を切り取ったものだと思います。 冒頭の「はしがき」によると、過去45年 […]
中井久夫コレクション 世に棲む患者 (2011)
ちくま学芸文庫から出版された、中井久夫コレクションの第1巻。いやー、これはすごい本です。精神科医療のトピックについて書かれた本で、これ以上面白いものはちょっと読んだ記憶がありません。中井久夫コレクションは続刊で「『つなが […]