スランプは底なし

このところ、執筆活動が思うように進まなくてピョエ〜となっている。

去年の9月の終わりからすごい勢いで文章を書いていて、12月の頭から1冊目の電子書籍の執筆も開始して、自分の中で書くという活動が本格化した。それでクリスマスを通過したくらいのとき、ずっと全力でやってきたせいか、少し息切れを覚えた。年末年始はゆっくり休んで、年明けからさあ再開だ……と思ったのに、全然進んでない。今日はもう1月18日だ。

私は元から体力が全然ないのと、持病のメンタル疾患の関係で脳ちゃんの働きが悪いこともあって、毎日の中で執筆に集中できる時間はそう多くない。自分にとって目の前にあることが大切だということがわかっているから、それが進まないことに焦る。時間が過ぎてほしくない。何もせずに年を取りたくない。

それでも、人を何かまずい状況から回復させてくれるのは、休息と時間の経過だけだということは知っている。

🐟 🐟 🐟

そもそも執筆活動を真剣にやり始めたのが最近のことなので、これをスランプと呼ぶのは適切ではないかなと思う。

この記事のタイトルの「スランプは底なし」というのは、andymoriというバンドで活躍したシンガーソングライターの小山田壮平くんの最初のソロアルバムに入っている曲の名前。文字どおり、歌を書いて歌う人としてのスランプを題材にした曲である。

メロディもいいけど、歌詞がすごく面白い。最後はこんなふう。

テキーラをあおっても まるで酔えない
タバコを吸い込んでも 気持ち悪いだけ
この曲もきっと最後まで書けない
適当に終わらせるだろう

スランプは底なし

小山田壮平「スランプは底なし」(アルバム「THE TRAVELING LIFE」収録、2020年)

ここでギターがジャーン……と鳴って、本当に曲が終わるのである。曲の最後でいきなりメタ視点が出てきて、そのまま実際に終わらせてしまうというユーモア。

小山田くんはいつだっていい曲を書く。そんな彼にも停滞と行き詰まりの時期はあるのか。そうだな、バンドだって解散させたわけだし。

🐟 🐟 🐟

この記事みたいに、特に目的もなく思ったことを好き勝手に書くのなら、少しはできるようだ。電子書籍の執筆は、自分が本当にやりたいことではあるけど、やはり仕事というカテゴリに入ることだから、もっと気合いが要る。明確な目的に沿って、きちんとやるということは疲れる。

楽な仕事なんてないんだよなあ。ブログの開設初期に書いた「楽しいっていうのは大変だってことだ (2023.10.14)」で言いたかったことを再認識させられる。

生きていくっていうのは、何をしたって大変だ。


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