よりよくなりたいという強い願いについて

SNSとnoteで繋がっている、にほさん(note:chi2608)の投稿に「それーーッッ!!」と思ったので、そこから湧いてきた感情を、冷める前の勢いで書いてみたい。きっかけとなったその投稿は以下。

『あの人のようになりたいけど、私はああはなれない』って気持ちを抱え続けると『ほんとはあの人になりたいんじゃなくて、あの人みたいに自分を好きになりたい』に戻ってくるから、懲りずに堂々巡りで捻くれた私をそろそろ愛してあげようとも思う朝。

そう、あなたはあなた以外にはなれないし、なる必要もないのである。

あの人のようになりたい、という感情がある。あの人のように輝きたい、前向きでいたい、みんなから愛されたい、面白い人になりたい。人間にはよりよくなりたいという欲求がある。人と比較する習慣は自分を不幸にするのでよくない、といった指摘は間違っているわけではない。でも、全面的に正しいわけでもない。私たちはちゃんとしたい。もっとうまくやりたい。たまに落ち込んで、すべてを投げ出したくなるような気持ちで夜を過ごしたとしても、私たちは再び立ち上がる。赤ちゃんのままでいたいだなんて、誰が本気で思うだろうか?

人の世で生きることは苦難の道であり、歯を食いしばって努力すべきだと言う人がいる。知るか。人と違うあなたのことを、ああだこうだと指差す人たちがいる。本当にしょうもない。こうした外野から投げかけられるあれこれは、いずれも私たちにとって本物の動機とはなり得ない。私たちは自分がそうしたいから頑張るのであって、他人の言うことは何も関係ない。

自己肯定感とか、自分を信じようといった言葉も、言わんとしていることは間違いではない。ただ、それも結局は他人の言葉、他人から借りてきた概念であって、どこかピントを外しているように思える。

私にとって正しいものは私の中にしかないし、それはあなたにとってもそうだ。

もがけ。その先へ行け。苦しくても何かを掴め、まだ見えないどこかにたどり着け。

進め。


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