全然意味のないことがしたい

今書いてる本の原稿が12万字を突破した。

400字詰めの原稿用紙に換算して300枚である。規定枚数5枚の読書感想文なら60本分だ。すごい。しかもまだ書き終わらない。一般的な新書や文庫本のボリュームについて検索してみると「〜12万字」といった数字が出てくるので、その範囲を超えて、厚みのある本の部類に入りつつあるということになる。

SNSでも告知しているとおり、もうすぐ出そうとしているこの本は「投資に正解は存在するか:堅実な株式投資と資産形成の入門ガイド」というタイトルで、一部の章はnoteで無料の先行公開をしている。読んでくれると喜ぶよ! よかったら感想も送って!

ここでカレンダーに目を向けてみると、今日は4月19日。大型連休は5月3日からだ。連休前に出版したいと思っていたけど、なんだか怪しくなってきた。こうしてギリギリまで作業をしているというのは、原稿の電子データをamazonに登録すれば数日で公開されるためだ。もっといろいろな工程が挟まるであろう普通の商業出版であれば、こんな適当なスケジュール感は考えられない。たぶん。

🐟 🐟 🐟

で、本題。目標に向かって努力するの疲れる。全然意味のないことがしたい。

書籍の執筆を本格化させる前は、noteにエッセイをよく書いていた。毎週のように。最近は全然書けてない。なぜって、noteには中身のある文章を真面目に書きたいと思っており、書籍の執筆を毎日本気でやっていたら、noteに何か書くようなエネルギーは残っていないのである。

シロイブックスとしてひとり出版業を始めた関係で、マーケティングの本を何冊か買った。私は元が技術者だから、営業的な領域には正直言って弱い。こういう本が物書きをしている人間にどの程度役に立つのかはわからないけど、それでも勉強したい。でも全然読めてない。なぜって、こういう本は真面目に読むものだからだ。そんなエネルギーはどこにも残っていないのである。

全然意味のないことがしたい。だいたい人間はこんなに意味の詰まった生活が可能なようにできてはいない。こんな密度は消化できない。永遠に肉しか出てこない焼肉のようだ。野菜を食わせてくれ。

それが言いたいだけで書き始めたのに、いざ記事の最後のほうになると、オチとか教訓めいたことを書かなければいけないような気持ちになってしまう。やめろ。そういうのは今はいいんだ。もう全然意味のないことしか言いたくない。終わってみたら何も内容を覚えていないような長電話がしたい。そういう話しかしたくない。それで満足したら、また原稿を書き始めるから。

誰か!


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: