Angelina Carberry & Martin Quinn (2003)

バンジョー奏者の Angelina Carberry とアコーディオン/メロディオン奏者の Martin Quinn による2003年のアルバム。

名盤ですね。アコーディオンとバンジョーという組み合わせはそう多く聴いたことはないのですが、アルバム1枚の中でこんなにも多彩な音作りができるのかとびっくりしてしまいます。

Angelina Carberry はイングランドのマンチェスター出身。Martin Quinn は北アイルランドのアーマー出身で、Quinn ブランドでアコーディオンの販売をしていたり、リペアを行ったりしているようです。

Angelina Carberry のバンジョーはテクニカルで音にメリハリがあって、すごくいいですね。Martin Quinn のアコーディオンも流れるような演奏で素晴らしいです。全曲を2人で弾いているわけではなく、バンジョーのソロトラック(といいつつギター入りですが)、アコーディオンのソロトラックなども織り交ぜられており、聴き手を飽きさせません。

注意が必要な点として、Apple Music や Amazon 等のデジタル配信ではトラック7と8の曲名が誤って入れ替わっています。正しくはTr.7の Air が「Aililiu na Gamhna」、Tr.8の Reel が「Finbar Dwyer’s」です。

個人的なベストトラックはTr.8の「Finbar Dwyer’s」かな。勢いがあって聴かせる曲です。Tr.12の「McNamara’s / The Carricknagavna Barndance」もかわいらしくていいですね。