山ノぼうし – タノシマウ (2017)

愛知県を中心に活動するケルトの音楽ユニット、山ノぼうし。メンバーはTeruさん(フルート、ホイッスル、ガイタ他)、Junkoさん(ボタンアコーディオン)、Kozueさん(フィドル)の3人で、2010年に結成されました。

愛知県周辺のマルシェなど、屋外演奏で知ったという方も多いのではないでしょうか。Teruさんは木工、Junkoさんはフェルトの作家さんのご夫婦で、お2人が出店する際にはよく楽器を持って行って演奏をされています。

元々はアイルランドの伝統音楽を中心に演奏するユニットだったようですが、スペインのバスクやガリシア、フランスのブルターニュなど、アイリッシュに限らない各国のケルト音楽を演奏されています。

冒頭のアルク・ダンツァ Arku Danza などはガイタ(スペインのバグパイプ)が賑やかで、いかにも彼ららしい1曲です。収録曲は明るい曲からマイナー調の曲まで幅広く、さまざまな地方のトラッドが収められています。ラストの1曲はJunkoさんによる作曲だそうで、これもいいですね。

ケルト音楽の入門編に、ぜひともおすすめしたいアルバムです。

【Track Listing】

  1. Arku Danza (Basque Trad.)
  2. Breton Set: St.Patrick’s An Dro – Breton Dance – Dans An Dro (Brittany Trad.)
  3. A Farruquina (Galician Trad.)
  4. Den Sodeste Vals (Danish Trad.)
  5. Irish Polka Set: Bally Desmond No.2 – Maggie In The Wood – The Soldier’s Joy (Irish Trad.)
  6. コドモノニワ