悩むという行為をあまり重要視しないことが大切だと感じます。これにはふたつの視点があると思います。
まず、「悩む」ということは「考える」ということとは異なりますね。たとえば、将来こんな仕事をしたいなという漠然とした夢を持っているときに、その業界や企業について詳しく調べてみたり、手を動かして専門的なスキルを身につけ始めるのなら、それは実際に考えており、物事が前進しています。逆に、自分はそうなれるかな、なれなかったらどうしよう、と悩み続けるだけなら、物事は前進しておらず、その場をぐるぐると回り続けているだけです。悩むのではなく考えるということ、これがひとつ目です。
そしてもうひとつ。悩み事を大切にしないというのは、自分自身に重要性を与えないということです。人は目の前にある自分の悩み事こそが世界一重要なことのように感じがちですが、あなたは単に世界に何十億人いる人間のひとりで、離れて見ればそれは何も大したことではありません。これは別に自分が取るに足らない存在であるんだって意味じゃなくて、そんなに深刻になる必要なんてどこにもないよね、っていう話です。
私はこのブログで文章をたくさん書いているように、とにかく物事を深く考えずにはいられないという気質を持っています。しかし、今では「人生について深刻になる」というのは単なる通過点で、それは成長して、乗り越えるべきものだったのだなと感じます。真剣に悩むことは、成長の過程では必要です。人は人生を真剣に生きるべきです。でも、いつまでも深刻な顔ばかりしていてはいけません。
あまり深刻にならずに、元気に前向きにやっていくことが大切だと感じます。
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