誘いを待ってる人のほうが多い

ちょっとした心がけで生活が楽しくなることってけっこうあって、「自分から声をかける」というのもそのひとつです。

人に声をかけるのって、勇気の要ることですね。相手が自分のことをどう思っているのかというのは分かりません。もしかしたら相手は自分のことに全然興味がないかもしれなくて、誘いを断られることや、少し困った顔をされることもあると思います。

ただ、それは他の人にとっても同じなんです。他のみんなも、あなた自身が何を考えているのかはわからなくて、自分から声をかけるのは少し勇気が要るよなって思っています。もしあなたが誰かに関心を持っていて、その誰かもあなたにちょっとだけ興味があって、それなのにどちらも行動を起こさないがために何も起こらないとしたら、すごくもったいなくないですか?

「最初から大好き」というのは単なる思い込みや願望の投影である場合が多いので、普通の人間関係はごく薄い状態から始まります。お互い少し興味はあるけど、まだ何も起こっていないし何も知らないという状態が最初にあって、その均衡状態を破る必要があるんです。

「あなたに関心があるので、仲良くしたいです」ってちゃんと伝えてみてください。人付き合いには技術が必要なので、ある程度の慣れは必要ですし、勇気も必要です。それでもやってみましょう。最初の一歩は勇気を出すことです。運が良ければ、あなたはその後何十年も続くかもしれない、大切な関係を得る可能性があります。

関連記事

近い話

少し離れた話