愚痴ったほうがいいし、愚痴らないほうがいい

別になんでもない話なのですが、2023年9月から運用しているシロイのアカウント @shiroi_ze では、ほぼ毎日おはようとおやすみの投稿をしています。なるべく元気に短く挨拶するだけです。

シロイのアカウントで心がけていることがあって、それは気分が晴れないときであってもネガティブな気持ちを垂れ流しにしないということです。以前使っていたアカウントでは、不安だとか辛いだとかいうことは「感じるままに」発言していたのですが、それはやめました。元々はこのブログをたくさんの人に読んでほしいという気持ちで始めたアカウントなので、あまり暗い雰囲気にならないほうがいいよなと思ったからです。

私は元々、性格が明るいほうでは全然ないです。そして、思ったことや感じたことはなるべく正直に言ったほうがいいと思っています。ただ、最近考え方を変えた部分があって、それは「あれ? もしかしてネガティブなことってあんまり口にしないほうがいいのか?」っていうことです。

普通の会話であまりネガティブなことを言わないというのは、一種のマナーです。相手も「何か言ってあげなきゃ」と思って困りますから。でも匿名のSNSっていうのは、読みたい人しか読まないし、読みたくなければフォローを外せばいいというタイプのものなので、いわゆる愚痴アカみたいなものが存在しているのは全然構わないと思います。それで気持ちが整理できて、現実の生活がうまくいくのなら、そのほうがいいです。

しかし、愚痴っていうのは自分が引っ張られるんです。辛いときに辛い辛いって言い続けていると、本当に辛いのが続きます。そしてネガティブなことを言うのを習慣にしていると、自分が引っ張られているという事実にすら気がつかなくなります。実際、私もアカウントを切り替えるまで、自分が自分自身のネガティブな言葉に引っ張られているという自覚はありませんでした。そういうことを言わなくなって、初めて気づいたんです。

これは無理して明るく振る舞うとか、キャラを作るということとは違います。「人と話すときは、お互いが気分よくいるために丁寧な言葉を使おう」みたいなもので、それは自分を偽るということではないんです。少し気をつけて自分の背筋を伸ばして、なるべく自分を気分のいいほうに持っていくということです。

「愚痴や悪口を言うと運気が逃げる」みたいな言い方をすることがありますよね。私はスピリチュアルめいた考え方って好きではないのですが(あれはフワフワしすぎです)、これは運気っていう言葉がアレなだけで、言おうとしていることは正しいと思います。暗い言葉を使っていると自分が暗くなるっていうのは本当です。逆に明るい言葉を普段から使っていたほうが、自分も周りも明るくなりやすいです。

感情というのは否定すべきものではないので、感じたことを感じるままにさせておくのはいいことです。ただ、それをなんでも口に出すような習慣は、できればやめておいたほうがいいんじゃないかなって思います。

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