Liam O’Connor – The Loom (2017)

アイルランドのダブリン Dublin のフィドル奏者、リアム・オコナー Liam O’Connor による2017年のアルバム。

これはなんというか…ものすごいフィドルの録音ですね。本人による多重録音かと思いますが、「弦楽何重奏だろう」という感じのサウンドです。曲によってはギターやピアノも加わり、重厚な音作りとなっています。

1セット目「The Tarbolton / Imelda Roland’s / Master Crowley’s」から飛ばしています。こんなにかっこいい Imelda Roland’s はちょっと他に聴いた覚えがないですね。3セット目「Repeal Of The Union」 はソロフィドルの録音になっていますが、これもテクニカルで相当にかっこいいです。

4セット目「Moran’s Return」はめちゃくちゃに美しい曲です。ここでも多重録音のアレンジが非常にいいですね。5セット目「Galway Bay / The Few Bob」も異常なまでに綺麗なホーンパイプの演奏です。ちょっともう、素晴らしすぎてこれを表現する語彙がなくなってきました。

全体を見るとやはりリールの演奏がすごいですね。7セット目「Molly From Longford / Ninen Pints Of Knavery」はピアノの使用も効果的です。ホーンパイプの出来も素晴らしく、10セット目「The Rights Of Man / The Rights Of Women」などはこのアルバムのベストトラックと言えるかもしれません。

現代のアイリッシュ・フィドル奏者のものとしては外せない1枚だと思います。おすすめです。

頑張らない生き方 – 努力が報われないと思ったら

頑張って頑張って生きていく生活、疲れますよね。いっそ「頑張る生き方」というのをやめてしまうことはできないでしょうか。

私は「頑張らない生き方」というものを、「頑張らなくてもいいんだよ」という生ぬるいメッセージとしてではなく、合理的で賢明な生き方として受け止めています。今回はそんな「頑張らない生き方」について書いてみようと思います。

楽に成果を出せることに集中しよう

あなたがなるべく努力しないでも成果を出せるフィールドを見つけましょう。おそらくあなたが学生として勉強していたとき、各科目の成績にはばらつきがあったはずです。成績以外のことでも構いません。特別な努力をしたわけではないのに、なぜか上手くできることというものがあったはずです。あなたがフォーカスすべきなのはその点です。

努力は世間で言われているほどよいことではありません。苦しんで80点を出せる科目より、楽に100点を出せる科目を優先しましょう。同じ努力でより高い点数が出せる科目が存在するのはよいことです。努力しないで済むことはよいことなのです。

知らないうちに努力至上主義の考え方に毒されてはいませんか。それは生産的でないものです。努力至上主義を捨てましょう。

大人の生き方は加点方式

さて、点数の話が出てきましたね。大人の生き方というのは基本的に減点主義ではなく加点主義です。短所ではなく長所で評価されるのです。あなたが会社で働くとすると、会社が買ってくれるのはあなたの長所です。短所の少なさではありません。

もちろん、同じくらいに長所が多くあるのなら、短所は少ないほうがよいでしょう。しかし長所が第一であるという点は変わりありません。会社組織のような大人の社会は、「人には短所がある」ということを前提に回っています。ある人の苦手は、別の得意な人が補ってあげればいいのです。

頑張らない自分を認めよう

あなたは努力しなければならないという価値観のもとに育てられてきたかもしれません。その価値観には根拠がありません。今すぐに捨ててください。

あなたは努力していない自分が無価値なように感じることはありませんか。そんなあなたに必要なものは健全な自尊心です。より一層の努力、もっとたくさんの努力、といったものではありません。必要なのは努力していてもしていなくても、自分はこのままでOKだ、という自尊心です。

あなたに苦しみを求めてくるものはすべてペテンです。それを信じないでください。努力至上主義は幸せを遠ざけます。あなたはそこを離れる必要があるのです。

おわりに

頑張らない生き方について触れてみました。もしあなたが幸せに生きるということに関心があるのなら、私が過去に書いた記事「幸せに生きるコツ」や「人生の意味、目標、目的 – あるいは無意味感について」が参考になるかもしれません。

あなたが努力という呪いから自由になって、ご自身の幸せを掴んでいくことを願っています。

ブログ執筆のモチベーションを上げる・維持する方法

ブログを書く上では、モチベーションの低下に悩まされることもあると思います。今回はそんなときにヒントとなりそうなことについて書きたいと思います。

長期の視点を持つ

ブログのモチベーション維持で最も困難なのは、おそらくブログを始めて1、2ヶ月経った頃なのではないでしょうか。

過去の記事「サイト開設からGoogle検索に反映されるまでの期間」でも触れたとおり、新規のブログというのはサーチエンジンにまったく引っかからない状態が数ヶ月続きます。Twitter等で既にフォロワーがたくさんいて、そこで集客ができるといった場合を除き、基本的に新規のブログというのは人が来ないものなのです。

人間というのは人から反応のない行動を続けられるようにはできていません。これは対応が非常に難しい問題です。

根本的な考え方として、ブログの集客というのは年単位で考える必要があります。「そういうものなのだ」ということを納得しましょう。筆者は投資に関する記事をよく書いていますが、ブログの成長には長期投資に似たマインドが要求されます。

アクセス数という果実が実るまでには、長い時間がかかります。実例を知りたい方は「ブログ 1年 PV」などのキーワードで検索を行なってみるとよいでしょう。アクセス数の推移を公開されているブログがあるはずです。ほとんど皆、例外なくブログ開設初期には少ないアクセス数に悩まされているという事実が分かるでしょう。

短期的な対策としては、Twitterでフォロワーを増やして集客するという方法もあります。しかし、基本は長期の視点です。今の頑張りは1年後、2年後に返ってくるということをよく胸に刻みましょう。

継続は決心ではなく習慣

ブログの執筆を習慣にできているでしょうか。平日に仕事を終えて夕飯を済ませたあと、とりあえず30分は画面に向かう、といった習慣はできていますか。あるいは休日には少なくとも2時間は画面に向かう、といった習慣はどうでしょうか。

何かを続ける上で大切なのは、やろうと決心することや、気合を入れるといったことではなく、それをあたかも毎日歯を磨くかのように習慣化してしまうことです。

言い換えれば、モチベーションが上がってからブログを書くのではなく、モチベーションがなくてもとりあえずブログを書くという習慣を持つのです。

人間というものは、身体や頭を実際に動かしているうちに自然とやる気が出てくるようになっているものです。とりあえず手を動かし始めることができるよう、習慣化を行いましょう。

おわりに

ブログを続けるコツについては、過去の記事「ブログを書くコツ、続けるコツ」でも触れるところがありましたので、そちらも併せて読んでいただくことをおすすめします。

ブログというものは、一度続けられるようになってしまえば多くのやりがいや楽しみといったものを生み出してくれるものです。あなたが楽しくブログを続けられるようになることを願っています。

ブラウザ上でソースコードを実行するなら「paiza.io」を使おう

みなさん、プログラミングの学習はしていますか? 近年ではブラウザ上でソースコードをコンパイルして実行するサービスなどが登場しており、自分のPCに開発環境を個別で準備することなく、コードの実行を行うことができてしまいます。

今回はそんなサービスである「paiza.io」を紹介してみたいと思います。

始めてみよう

正直言ってこのサービスは、解説記事を書くまでもないほど使い方が簡単です。

まずはpaiza.ioのサイトから、「コード作成を試してみる」のページを開きましょう。初期画面では、左上に緑色で「PHP」と表示されていると思います。ここで使用したい言語を選択します。2021年3月現在で選択できる言語は32種類もありました。

言語を選択したら、あとはメインのウィンドウにコードを書いて「実行 (Ctrl+Enter)」ボタンを押すだけです。これでソースコードが実行され、画面の下部に実行結果が表示されます。

なんと、この記事は以上です。簡単すぎてすごいですね、このサービスは。ではみなさん、楽しいプログラミングライフを!

コロナで会社が休業になったときに私がしたこと

私は2020年の末頃から、COVID-19の影響で仕事が一時休業となりました。記録も兼ねて、その時のことを書いてみたいと思います。

モチベーションの低下が起こる

休業中、私は会社と連絡を取りながら在宅学習を行うということになりました。技術系の仕事なので、仕事がない間は勉強をしてスキルアップしていこうということになったのです。

しかし、これが大変でした。毎朝スーツを着て会社に行くというON/OFFの切り替えがなくなると、勉強にどうも集中できないのです。そして日中に勉強に集中できないものですから、何か罪悪感があって、趣味などもうまく楽しめないのです。こうして私は生活全般に対するモチベーションの低下に悩まされたのです。

ルーチンでON/OFFをつけて解決する

最終的に私は、毎朝決まった時間に喫茶店に行って勉強を開始するというルーチンを生活に取り入れることにしました。これはいい方法でした。やはり人間には何か、生活の上でON/OFFを切り替えるということが必要なのだと思います。

平日と休日のメリハリも意識するようにしました。平日は仕事を行うのと同じ気持ちでしっかり勉強して、休日はまったく勉強を行わない。休日は趣味の活動をなるべく行うようにする。こうして私は日常のリズムを取り戻していったのです。

ブログを始める

在宅学習を始めてから、私の生活には余裕が出てきました。在宅学習は仕事に比べてずっとストレスが少ないですし、通勤もないので日常で感じる疲れがかなり違ってきます。

時間と体力に余裕のある生活になって、私は考え始めました。コロナの影響下で経済が不安定となる中、何か自分も副収入を得られる手段が必要なのではないか。また、リタイア後の趣味がもっと何か必要なのではないか。そのようなことを考えました。

私はこのブログを始めることにしました。文章を書くのは好きでしたから、趣味にもなりますし、うまくいけば副収入源にもなるかもしれません。

今、私は日中の在宅学習が終わったら、あとはひたすらブログを書き続けるという生活を送っています。ブログは楽しいです。今後の発展にもワクワクします。休業生活は将来が不安ではありますが、この不安な状況にならなければ私は新しい行動を起こせなかっただろうと思います。

自分を見つめ直す

この記事を読んでいるあなたも、コロナによる休業を経験しているでしょうか。休業は自分のキャリア、生き方を見直すチャンスです。不安な状況ではありますが、プラスの側面を見つけていきましょう。

あなたの生活がより良い方向へ転じていきますように。